2022-02-07
看護師の志望動機を書く時のコツ
看護師として就職(転職)する時に、志望動機で悩む人は多いでしょう。 「どんな志望動機を書いたらいいのか分からない。」 「面接のときになんて答えよう…。」 そんな風に不安や焦りを感じている方もいるのではないでしょうか。 今回は、そんなあなたのために看護師の志望動機を書く時のコツをまとめました。
この記事を読めば、自分の理想の志望動機が書けること間違いなしです。
<目次> 看護師転職の志望動機のポイント4つ 志望動機の言い回しNGパターン4つ
【パターン別】志望動機の例文まとめ 看護師転職の志望動機のまとめ
看護師転職の志望動機のポイント4つ
① 自分の経験やエピソードを思い出す この人はどんな人なのか?うちが必要としている人に適しているのか? 採用側はそういった視点で志望者を見ています。
ですから、あなたにしか書けない志望動機を目指しましょう。 看護師を目指した理由は何だった?
実習でどんな時に看護に関わっていて良かったなと思えた? などあなた自身のことに深く向き合ってみてください。 過去の経験やエピソードから、あなたの看護観や仕事観がはっきりすると、 自然と言葉が出てくるはずです。
② 貢献したい理由を伝える 採用側が求めているのは、積極性のある人材です。 仕事をするにあたり、自分で考え行動できる人を求めています。 そのため、ただ仕事をしたいという思いだけではなく、 自分自身が就業してどんな貢献をしたいかアピールすると良いでしょう。
過去の経験や看護師を志した理由に立ち返って、 志望先の理念や考え方に結び付けてみるのも良いと思います。
③ 看護師を志した理由と就業したい理由を分けて考える 志望動機としてよく聞かれるのが、 看護師としての志望動機と就業の志望動機の2つです。 企業側は、採用時にこの人は会社に どのように貢献してくれそうかという点に着目しています。
「看護師としてこうなりたい」「○○な看護がしたい」だけだと、 採用側はうちの会社でなくても良いのでは…?という気持ちになってしまいます。 「看護師として働く理由」と「その会社で働きたい理由」を 分けて考えることが大切です。
④ 転職した(就職した)その先のイメージを持つ 転職してあなたはどうなりたいですか?どんな働き方がしたいですか? 当たり前のことですが、転職や就職をすることがゴールではありません。 あなたの理想の働き方や仕事を叶える手段が転職(就職)なのです。 そこに向き合ってみると、志望動機は案外自然に出てくると思います。 意外と自分が本当に望んでいる場所ではなかった、なんてこともあるかもしれませんね。
志望動機の言い回しNGパターン4つ
① ○○できなかったから/○○に不満があったから 「人間関係や待遇に不満があったので、志望した」という表現では相手にネガティブな印象を与えます。 実際に過去にそのような経緯があったとしても、相手にポジティブな印象を与えられることが大切です。 志望動機の中でポジティブな理由を探し、それを前面に出すようにしましょう。
② ○○という条件が良いので 就職するにあたって条件面は重要ですが、それを志望動機にしてしまうと人柄や個性が伝わりにくくなってしまいます。 条件はあくまでも志望理由の一部です。 そこで働きたい理由は何なのかを今一度確認することが大切です。
③ 学べそうだと思った 「学ぶ」という表現をすると、社会人としては受け身の印象を与えがちです。 現場に立ち、問題解決をしたり人のお役に立ったりと積極性を求められるのが社会人。 「貢献」「お役に立つ」という表現の方が理想的です。
④ 例文の使いまわし ネットで検索して志望動機を検索してそのまま使用してしまうと、何とも味気ない志望動機になってしまいます。 教科書のような完璧な答えを求められている訳ではありません。 あなたの考えをあなたの言葉で素直に書くことが大切です。
【パターン別】志望動機の例文まとめ
<新卒の場合>
貴院の「患者様第一」という理念に魅力を感じ志望致しました。 患者様は病気やケガで身体的にも精神的にも大きな問題を抱えています。 そういった方々のお役に立つため私は看護師を志しましたので、貴院の理念に大変共感致しました。
また、プリセプター制度があるため、日々の実践をフィードバックできるところも魅力に感じた点の1つです。 貴院の一員として加わり、看護を通して患者様が少しでも楽に安心した生活が送れるよう支援していきたいと考えています。
<ブランクがある場合>
貴院の「患者様第一」という理念に魅力を感じ志望いたしました。 出産と育児のため看護の仕事からは離れていましたが、時間を置いたからこそ看護に携わりたい気持ちが一層強くなったと思っています。 貴社はプリセプター制度があるため、ブランクのある私も学びを重ねながら看護実践することができると感じました。
ぜひ、以前の急性期病棟での経験を活かして貴院の一員に加わらせていただきたいと考えています。
<他の職種に移った後、看護師の復帰を志す場合>
私はこれまで様々な仕事を経験しましたが、最終的に頭に浮かんだのは看護職でした。 「患者様のお役に立ちたい」という看護師としての初心を胸に、目の前の業務に誠実に取り組んでいきたいと思っています。
また貴院の「患者様第一」という理念は私の看護観とも重なるところがあり、ぜひ貴院で働かせていただきたいと感じました。 今までの外来勤務の経験を活かし、地域に根ざした貴院の一員として貢献させていただきたいです。
<病院からクリニックへ転職する場合>
貴院の「患者様第一」という理念に魅力を感じ志望いたしました。 また以前は総合病院の急性期病棟で勤務していたため、その経験が今回の業務に生かせると考えています。 特に外来看護師は、専門的知識を患者様に分かりやすく伝える場面が多くあります。
以前の知識とは少し異なりますが、手術の説明や退院支援などに携わったことから患者様への説明や教育には自信があります。 ぜひ貴院の一員として加わらせていただき、地域に根ざした医療に貢献したいと考えています。
<クリニックから病院へ転職する場合>
貴院の「患者様第一」という理念に魅力を感じ志望致しました。 以前勤めていたクリニックでは内科専門でしたが、かかりつけ医院だったこともあり、緊急性の高い患者様の対応をすることも多かったです。 次第に急性期の看護への希望を考えていたところ、たまたま求人サイトで貴院の理念が目に留まりました。
貴院は研修制度も充実しており、ぜひこちらで看護師として新たなスタートを切りたいと考えています。 貴院の一員として医療に貢献させていただきたいです。
<介護施設へ転職する場合>
貴院の「患者様第一」という理念に魅力を感じ志望致しました。 以前はクリニックで勤務していましたが、次第に医療行為だけではなく日常生活の援助にもっと関わりたいと思うようになりました。 食事や入浴の介助をする中で、患者様の嬉しそうな表情やほっとしたご様子を見ていると、 その人らしい生活や生き方を送れるようにサポートすることの大切さを感じたからです。
貴院は認知症の方が対象ですが、認知症グループホームへの訪問看護を行っていた経験もあるのでお役に立てると思います。 ぜひ貴院の一員として貢献させていただきたいです。
看護師転職の志望動機についてのまとめ いかがでしたか?採用側が知りたいのは、あなたという人柄です。 志望動機を上手に伝えることは、あなたの人となりや思いを相手に伝えることに繋がります。 そのためには自分自身が自分の気持ちをしっかり理解することが大切です。
あなたの素直な思いが伝わりますように。 心から応援しています。頑張ってください!